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「あかちゃんといっしょ」のサイトをご覧の皆さん、きょう、何食べる?

カウンセラーの高橋ライチです。

 

このコラムは、月1回更新予定です。

 

私の大好きな漫画「きのう何食べた?」(よしながふみ著 モーニングKC)にちなんで、
食事を担当している主婦の多くの合言葉「きょう何食べる?」をこの連載のタイトルとしてみました。
今夜のメニュー決めのヒントも書きつつ、日々の暮らしにまつわるあれこれ、
子どものころのことなど綴ります。

妊婦さんや、赤ちゃん育児真っ最中の皆さんが、ほっと一息つけるような時間になれば幸いです。

 

さて第2回のテーマはお雑煮。

お正月は、お雑煮を食べましたか?あなたのおうちのお雑煮はどんなのですか?

帰省や里帰り出産で実家のお雑煮を食べた方、義実家の味に挑戦した方、
核家族で産直後でそれどころじゃなかった・・・あかちゃんと暮らすみなさんの、
いろんなお正月を想像しています。

 

私が実家で食べていたお雑煮は、醤油味の豚汁でした。
ごぼう、白菜、大根、人参、豚小間(またはバラ)が入っています。
私の出身地新潟は、冬の台所は寒いので、丸ごとの白菜や根菜は冷蔵庫の外に出ていました。
それを母が朝、刻んで、遅めの朝食用に煮る音や匂いを覚えています。


大晦日にいつもは許されない夜更かしをして、除夜の鐘をききながら布団に入る。
元旦の朝は10時くらいにゆっくりと起きだす。そんな「ゆとり」の記憶です。

新潟の郷土料理で、のっぺい汁、というのがあります。

里芋を使ったとろみのある煮物なのですが、うちでは具だくさんの汁ものとして食べていました。

実家ではお餅を入れて食べていなかったのですが、
私が所帯を持ってからはお雑煮の汁としてのっぺい汁も作るようになりました。
里芋、干し椎茸、人参、こんにゃく、かまぼこ、レンコン、鶏肉を短冊に切り、
鰹昆布だしで煮て塩味をつけます。

のっぺい汁は家庭によって、鮭を入れたり、いくらをかけたり、
お肉を入れなかったりいろいろ違うようです。
私も、実家では入れていたタケノコ、銀杏を省いています。

東京に出てきたのは18歳、高校を卒業した年でした。
23歳で結婚するまではお正月は帰省して、母ののっぺい汁を食べていましたが、
結婚してから、自分が作るようになりました。
今では自分流の、我が家の味になりました。
 


東京に出てきて、いろんな地域から出てきている友人のお雑煮の話を聞くのが好きでした。
白みそ仕立て、あんこもち入り、とか。
一度、主宰していたコミュニティ『こぶたラボ』で、
「雑煮&おせち研究会」というイベントをやったときに印象的だったのは
「もやしの入った味噌汁」のお雑煮!でした!!

 

そうそう、実家では四角いお餅を茹でて(沸騰したところに入れて1分、
火をとめて1分)から汁に入れていましたが、現在はオーブントースターで焼いて入れています。
カリッとした部分が美味しいから。
でも、たまには茹でてみるのも懐かしくていいかも、と今書きながら思いました。

 

関東風といわれている、鶏肉と青菜の澄まし汁、もたまに作ります。シンプルで、美味しいです。
 

ほかに、私が最初の結婚(現在3人目のパートナーです^^;)で
沖縄のルーツをもつ夫に教えてもらった「中身汁」もお雑煮にしていたことがあります。
下茹でを何度かして臭みを抜いたモツと、大根、干し椎茸をかつお昆布だしで煮た澄まし汁です。
刻みネギと黒コショウを振っていただくと美味しいのです。

醤油豚汁、のっぺい汁、関東風澄まし汁、沖縄の中身汁。

どれも共通しているのは、離乳期の赤ちゃんたちにとりわけしやすい、ということです。
安定のいい小どんぶりにお湯を張って、そこに親の器から柔らかく煮えた具だけを入れて、
少し塩気を洗うようにして赤ちゃんに食べさせてみる。
根菜やお芋の甘みと出汁の風味で、うちの子どもたちはよく食べた記憶があります。

 

友人たちの産後に、お手伝いに行ったときにも、鍋いっぱいののっぺい汁を作ってきたりしました。
授乳中はお腹すくんですよね。温かい汁ものは、積極的にとりたいもの。
産直後から離乳期、離乳完了してからも、一汁でおかずも兼ねられる具だくさんのお汁は重宝しますね。
うどんや茹でたそうめんを入れてにゅうめんにすれば、1年じゅう食べられます。

お正月だけでなく、具だくさん汁、活用してくださいね。

 

そうそう、今年のお正月、我が家の24歳の娘からLINEが来ました。

「のっぺい汁の作り方教えて」

こうして、母から私、私から娘に伝わっていくんだなあとしみじみしました。
あなたが毎日作って一緒に食べているその味も、想い出とともに子どもたちに受け継がれていくんですね。
湯気の向こうに、ちょっとだけ、そんな姿を思い浮かべてみてくださいね。

 

(完。おそまつさまでした^^)



 

高橋ライチ

コミュニケーション・カウンセラー 

2003年に「こぶたラボ」を立ち上げ、子育て中の母のコミュニティのパイオニアとなる。平行してカウンセリングで女性が自分らしく生きることをサポート。講座では「聴く」ことの技術のみならず楽しさと感動を伝えている。2011年の東日本大震災後、ママの話を無料で聴く「リスニング・ママ プロジェクト」をウェブ上で運営中。NHK TVや新聞でも紹介され、注目を集めている。14歳と24歳の姉妹の母。1969 年新潟生まれ。

ブログ:http://ameblo.jp/lychee-tangerine/

リスニング・ママ プロジェクト:http://lis-mom.jimdo.com/